秋田駒ヶ岳
 
秋田駒ヶ岳全景 南東側上空から 2010年4月9日 気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 玄武岩〜安山岩の成層火山。 山頂部北東側の北部カルデラ(1.2q×1.0q)と南西側の南部カルデラ(3q×2q)が相接しており、カルデラ形成期の火砕流堆積物・降下火砕物が山麓や火山東方に分布する。 北部カルデラは男女岳(おなめだけ)(最高峰)などの火砕丘や溶岩にほとんど埋められており、カルデラ北縁から北西方に溶岩が流下している。 男岳は北部・南部両カルデラの接合部西縁上の峰。 南部カルデラには女岳・小岳・南岳火砕丘があり、それらからの溶岩流がカルデラ底を覆い、カルデラ南西縁から西方へ流下している。
 20世紀初頭までは北部カルデラ内の硫黄沈殿物から噴気の上昇が認められていた。 また、山麓には温泉が多くみられる。 有史以降、水蒸気噴火しか知られていなかったが、1970〜1971年の噴火では、ストロンボリ式小爆発を反復して溶岩流を流出した。 構成岩石のSiO2量は48.6〜70.8 wt.% である。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 六ヶ所再処理工場 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 東通原発 ]
Wikipedia(秋田駒ヶ岳)
秋田駒ヶ岳 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 秋田駒ヶ岳 (PDF) - 気象庁
日本の火山 秋田駒ヶ岳 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 秋田駒ヶ岳

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 秋田駒ヶ岳は十和田八幡平国立公園の南端にあり、秋田県と岩手県にまたがっている活火山である。1971年には有史以来、もっとも大きな噴火が起きており、溶岩流も流れだした。また火山ガスにも注意が必要な火山である。
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 秋田駒ヶ岳は標高1637m。十和田八幡平国立公園の南端にあり、秋田県と岩手県にまたがっている活火山である。昔は女人禁制の信仰の山であった。
 常時観測火山に指定されていたが、2009年から噴火警戒レベルが発表されるようになり、その後、ずっと1である。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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