栗駒山
 
栗駒山全景 宮城県側から 2002年4月30日 藤田浩司撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 安山岩の成層火山。 外輪山は南側だけが残存し、その東端が最高峰の大日岳である。 剣岳は平坦な溶岩ドームで、噴気活動が盛んである。 火山体を形成している噴出物から得られた最新の年代分析値は、約11万年前である。 これより新しい溶岩ドームは、数万年以内に噴出した可能性がある。 安山岩のSiO2量は55.4〜57.9 wt.% である。
 有史以降の活動は、爆裂火口内での噴火、泥土噴出など。 周辺では地震活動が活発である。
 別名、須川岳、大日岳。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 女川原発 ]
Wikipedia(栗駒山)
栗駒山 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 栗駒山 (PDF) - 気象庁
日本の火山 栗駒山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 栗駒山

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 栗駒山は、山頂部は宮城県と岩手県の境界になっているが、山体全体は秋田県を含めた3県にまたがっている。火山の鳴動があったり温泉の成分が変わったり白濁するなど、火山活動が活発化した状態が観測されている。
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 栗駒山は、山頂部は宮城県と岩手県の境界になっているが、山体全体は宮城県、秋田県、岩手県の三県にまたがっている。標高は1627mであり、栗駒国定公園の中にある。初夏になると山頂西側に馬の雪形が現れることから、この山の名がついた。
 山頂に昭和湖があり、エメラルドグリーンの強酸性の水をたたえている。これは1944年に小規模な水蒸気噴火が起きて作られたものだ。近年、この昭和湖周辺では、火山ガスによる木々の枯死が日立つ。
 噴火警戒レベルは設定されていないが「活火山であることに留意」とされて、噴火警戒レベル1なみの警戒が行われている。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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