【記事65520】本白根山 独立火山の可能性 マグマだまり複数か 専門家分析(上毛新聞2018年1月26日)
 
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本白根山 独立火山の可能性 マグマだまり複数か 専門家分析

 群馬県の本白根山(草津町)の噴火を受け、大場武・東海大教授(火山化学)は25日、本白根山が独立した火山の可能性があるとの見方を示した。地下のマグマだまりは草津白根山全体で一つと考えられてきたが、本白根山が固有のマグマだまりを持つと分析、個別に観測を強化する必要性を強調した。本白根山に火口とみられる五つの穴が並んでいることも分かった。同日は火山性微動を午後4時前後に2回観測、気象庁は今後も噴火の恐れがあるとして警戒を呼び掛けている。
 火山活動が続いていることを踏まえ、草津町の黒岩信忠町長は25日、入山規制区域内を通過する草津国際スキー場のロープウエー(ゴンドラ)について「運行再開は不可能に近い」と廃止を示唆。一方で、噴石などの被害のない中腹の「青葉山ゲレンデ」は27日に営業を再開するとした。

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