草津白根山
　
白根山火砕丘頂部　西側から　2011年 8月 10日　気象庁撮影
手前から涸釜、湯釜、水釜
　
[ 概要 ]
　
※以下は気象庁からの引用です。
　南東側に低くなる第三紀火山岩からなる基盤山地上に、非対称に成長した成層火山。西端部の最高所付近に白根山・逢ノ峰・本白根山等の火砕丘群が南北に並び、それらから東・南方に、数㎞の範囲は安山岩溶岩流の斜面、さらに下方数㎞の範囲はデイサイトの火砕流台地である。安山岩・デイサイトのSiO2 量は53.7～64.2 wt.% である。白根山火砕丘頂部には北東から南西に並ぶ水釜、湯釜、涸釜(かれがま)の3 火口湖がある。
　有史以降の噴火は1902 年の弓池付近までを含む白根山山頂周辺で起き、近年の噴火活動はすべて水蒸気爆発である。泥流を生じやすい。草津温泉をはじめ、硫気孔・温泉に富み、硫化水素を発生する噴気活動がある。
　
[ リンク集 ]
　
　
[ 概要２ ]
　
・以下は「日本の火山噴火」(※）からの引用です。
　
　草津白根山は群馬県にある活火山である。山頂付近は白っぽい山肌がでており、これは1882年の噴火以前には火口付近まで広がっていた緑が噴火で消えてしまったためだ。火山ガスが普段から特に多い火山でもある。
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　草津白根山は、群馬県にある標高2165ｍの活火山である。山頂付近は白っぽい山肌がでているが、これは1882年の噴火以前には火口付近まで広がっていた緑が噴火で消えてしまったためだ。
　山頂部には北東から南西に並ぶ水釜、湯釜、涸釜の3つの火口湖がある。湯釜の直径は約300ｍ、探さは30ｍある。水温は約18℃と高くはない。ここの水は白く濁ったエメラルドグリーンという不思議な色で、これは火山ガスが溶け込んでいるせいである。
　湖水のpHは約１で、世界でも有数の酸性度が高い湖である。これは火山ガス中の塩化水素や二酸化硫黄が水に溶け込み、塩酸や硫酸となったためである。
　2007年は噴火警戒レベルが設定された。これは日本で最初に噴火警戒レベルが設定された火山の１つである。（後略）
　
※「日本の火山噴火」（島村英紀著：秀和システム：2017年4月1日）
　
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