焼岳
 
焼岳全景 東側から 2011年8月4日 気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 北から割谷山(わるだにやま)、焼岳、白谷山(しらたにやま)、アカンダナ山と並ぶ焼岳火山群のうち、焼岳のみが現在も活動中。焼岳は安山岩・デイサイトの成層火山、山頂部は溶岩ドームで、山腹には火砕流堆積物を伴う。山頂火口(直径約300m)のほか、山腹からも噴火している。最新のマグマ噴火は、2.3kaに起きた焼岳円頂丘溶岩とそれに伴う中尾火砕流堆積物の活動である。東麓ではこの火砕流堆積物の上位の黒色土壌中にテフラが認められる。安山岩・デイサイトのSiO2 量は61.0〜65.0 wt.%である。
 有史以降の噴火はほとんど水蒸気爆発で、泥流を生じやすい。平常でも噴気活動が盛んである。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 柏崎刈羽原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 志賀原発 ]
Wikipedia(焼岳)
焼岳 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 焼岳 (PDF) - 気象庁
日本の火山 焼岳 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 焼岳

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 焼岳は飛騨山脈の主稜線上にあり、長野県と岐阜県にまたがる活火山である。北アルプスの中にあり、飛騨山脈のなかでもっとも火山活動が激しく、平常でも噴気活動が盛んである。噴火時に群発地震をともなうことも多い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 焼岳は飛騨山脈の主稜線上にあり、長野県と岐阜県にまたがる標高2455mの活火山である。中部山岳国立公園の特別保護区に指定され、日本百名山の1つにも選ばれている。登山者が多い山だが、飛騨山脈のなかではもっとも火山活動が激しく、平常でも噴気活動が盛んである。
 また1968年、1990年、1998年、2011年、2014年など、焼岳付近ではたびたび群発地震が起きている。2011年の群発地震後、焼岳に噴火警戒レベル1を導入している。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
[ 関連記事 ]
 
 
 
< 1 >  記事番号[1]〜[5] / 記事総数[5]

【記事24690】
13火山 震災後活発化 「1〜2ヵ月は注意必要」 福井新聞  2011/03/27 TOP

 
【記事34250】
奥飛騨 震度3相次ぐ 岐阜地方気象台 「火山活動 関係なし」 東奥日報  2014/05/04 TOP

 
【記事51600】
繰り返されてきた連動地震の恐怖 島村英紀  2017/02/10 TOP
日本史上、もっともナゾが多い巨大な地震がある。天正地震だ。天正13年11月29日、いまの暦では1586年1月18日に起きた地震。被害は、現在の福井県、石川県、愛知県、岐阜県、富山県、滋賀県、京都府、奈良県、三重県に広く及んだ。(後略)

 
【記事52550】
東日本大震災から6年・火山活動も活発化 島村英紀  2017/03/10 TOP
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)から6年がたった。この大地震は火山にも影響した。地震はマグニチュード(M)は9.0という近年の日本を襲った最大のものだった。M9を超える地震は、それまで世界でも6つしか知られていなかった。(後略)

 
【記事77760】
東日本大震災以後、活発化した火山_講演資料#72 島村英紀  2018/11/24 TOP
記事終了