薩摩硫黄島
 
薩摩硫黄島 奥の噴気の激しい山が硫黄岳,手前の緑の山が稲村岳 2009年8月25日気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 東西6 km、南北3 kmの火山島、竹島とともに鬼界カルデラ(東西23 km、南北16 km)の縁をなす。 主峰の硫黄岳は流紋岩質の急峻な成層火山であり、山頂火口では噴気活動が活発である。 稲村岳は玄武岩〜安山岩質の小型成層火山である。有史以降の噴火は付近海底で起こり、新島(昭和硫黄島)が形成された。 硫黄岳と昭和硫黄島の岩石は流紋岩であるが、稲村岳は玄武岩・安山岩からなる。 構成岩石のSiO2量は69.9〜71.9 wt.% である。別名、鬼界ヶ島。火山名として「トカラ硫黄島」の名が用いられたこともある。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 川内原発 ]
Wikipedia(薩摩硫黄島)
薩摩硫黄島 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 薩摩硫黄島 (PDF) - 気象庁
日本の火山 喜界 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 薩摩硫黄島

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 鹿児島県鹿児島郡三島村に属している薩摩硫黄島は、鬼界カルデラの北の縁に約6000年前以降に姿を現した火山島である。15〜16世紀からずっと噴火を続けており、近年の噴火、さらには火山性地震が盛んに起きている。
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 薩摩硫黄島は、薩南諸島北部にある島で、鹿児島市から約100km南南西にある。東西は6km、南北は4km、面積は12平方kmの小さな島だ。鹿児島県鹿児島郡三島村に属している。
 薩摩硫黄島の最高峰の硫黄岳は標高704mあり、いつも噴煙を上げている。火山からでてくる硫黄のために島の周辺海域が黄色に変色していることから硫黄島の名がついた。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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