[2018_02_23_05]広報への批判、真摯に受け止める 東電広報部長、「ベント損傷の恐れ」で見解(新潟日報2018年2月23日)
 
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広報への批判、真摯に受け止める 東電広報部長、「ベント損傷の恐れ」で見解

 東京電力柏崎刈羽原発6、7号機の重大事故時の排気設備「フィルター付きベント」の基礎部分が、地震で液状化が起きた場合に損傷する恐れがある問題で、同原発の一杉義美広報部長は22日の定例会見で、県や柏崎市などに早期に説明していなかったことについて「広報のやり方に批判があることは、真摯(しんし)に受け止めたい」と述べた。
 会見で東電は、ベントの基礎部分が損傷する可能性があると判明したのは2月初旬だと明らかにした。地元住民が同原発の安全性について議論する「原発の透明性を確保する地域の会」の7日の会合前に把握していたことになるが、東電は会合で説明しなかった。
 東電の一連の対応を巡っては、米山隆一知事が「非常に遺憾だ」と批判している。一杉部長は「真摯に受け止め、地域に伝わる広報をしていかなければならない」と語った。

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