[2018_02_27_01]<九州電力>川内1号機、再起動時期3週間延長へ(毎日新聞2018年2月27日)
 
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<九州電力>川内1号機、再起動時期3週間延長へ

 九州電力は27日、定期検査で停止中の川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)について原子炉の再起動時期が当初予定の5月上旬から3週間遅れて同下旬になると発表した。1次冷却水の放射性物質の濃度を下げる作業が通常より長引いたため。
 川内1号機は昨年3月以降、1次冷却水の放射性ヨウ素の濃度が通常値より上昇。制限値を下回っているが、九電は核燃料棒に微細な穴が開いて放射性物質が漏れた可能性があるとしている。現場作業員の被ばく量を抑えるため、通常9日間かかる冷却水の放射性物質の濃度を下げる作業を約1カ月かけて慎重に実施した。今月28日から核燃料棒取り出し作業に入り、入念に検査する方針。
 川内1号機は原子炉等規制法に従って、1月29日から定期検査を始めた。検査は6月下旬に終了し、営業運転へ移行する予定。【浅川大樹】

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