[2018_03_21_02]佐賀・玄海原発 使用済み核燃料保管 九電、2方式同時申請方針 規制委に(毎日新聞2018年3月21日)
 
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佐賀・玄海原発 使用済み核燃料保管 九電、2方式同時申請方針 規制委に

 九州電力は、玄海原発3、4号機の使用済み核燃料プールの空き容量逼迫(ひっぱく)問題について、燃料棒の間隔を詰めて保管能力を増強する「リラッキング」と、専用容器で空気冷却する「乾式貯蔵」の二つの保管方法を原子力規制委員会へ同時申請する方針だ。申請時期は、5月を予定する4号機の再稼働後になる見通し。
 九電の山元春義取締役が今月19日にあった佐賀県議会の原子力安全・防災対策等特別委員会で言及した。核燃料プールの容量問題への対応を問われ、山元取締役は「(リラッキングと乾式貯蔵を)同時に申請することを含めて検討している」などと説明した。
 玄海3号機は今月23日に再稼働する見通しで、3、4号機が再稼働すれば使用済み核燃料プールは再稼働後5〜7年程度で満杯になる見込み。九電は3号機のリラッキング計画を2010年2月に申請したが、その後策定された新規制基準に適合するように計画を見直して再申請する。
 九電は比較的早く対応ができるリラッキングを優先して保管能力を確保する考えもあったが、規制委が導入に前向きな乾式貯蔵も一緒に申請する方が望ましいと判断したとみられる。【浅川大樹】

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