[2018_04_07_01]ふた土台、壁の間にすき間 再処理工場で浸水 原燃、「原因」示す(東奥日報2018年4月7日)
 
 今年3月、日本原燃の六ヶ所再処理工場の非常用電源建屋に隣接する地下コンクリート室「配管ピット」に雨水とみられる浸水が見つかった問題で、原燃は6日、建屋外壁と、配管ピットの二重ふたを支えるコンクリート製の土台の側壁との接続部などに隙間があったことが原因と考えられると発表した。
 原燃によると、散水試験の結果、水の浸入箇所は、(1)建屋外壁と土台側壁との接続部(2)建屋の爪切りにあった隙間−の2カ所と判明。水切りの一部を巻き込む形で土台を施工したため、隙間が生じたと考えられるという。建屋水切り内には構造上、空洞があった。
 原燃は、ウレタン系の吸水材やシリコンなどの素材で隙間を埋めた後、ステンレス製のカバーをかぶせるといった対策を今月中旬から5月にかけて行う予定。
    (山内はるみ)
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