[2018_04_27_03]再処理工場審査再開 「改善軌道に乗った」 原燃社長会見(東奥日報2018年4月27日)
 
 日本原燃は26日午前、定例記者会見を青森市のラ・プラス青い森で開いた。今月、六ヶ所再処理工場の安全審査が再開されたことについて、工藤健二社長=写真は「約半年間改善活動に取り組んできた結果、改善が軌道に乗ったと判断した」との認識を示した。
 原子力規制委員会は今月4日、安全管理トラブルを受けて中断していた同工場の安全審査の再開を了承。原燃は16日、実質的な審査再開となる事業変更許可申請の補正申請書を規制委に提出した。
 その後、補正申請書全約1万ページのうち44ページの落丁が判明したことについて、工藤社長は「大いに反省し、二度とあってはならない」と述べた。
 六ヶ所再処理工場で進めている設備点検作業に関しては、安全上重要ではない屋外の設備の進捗率は22日現在で47%となり、5月中には終了する見通しを示した。安全上重要な設備と、安全上重要ではない屋内設備は既に終了している。
 原燃は26日午後、補正申請書で落丁していた44ページ分について、同日規制委に提出したと発表した。
      (三好陽介)
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