[2020_10_01_02]“避難計画の実効性”に疑問の声 宮城県議会9月定例会 代表質問始まる(仙台放送2020年10月1日)
 
参照元
“避難計画の実効性”に疑問の声 宮城県議会9月定例会 代表質問始まる

 10月1日、宮城県議会9月定例会は代表質問が行われ、女川原子力発電所2号機の再稼働をめぐり、議員たちから質問が相次ぎました。
 1日から始まった県議会9月定例会の代表質問。再稼働をめぐって議論が続いている東北電力女川原発2号機について、県の説明会で多くの住民が指摘した「避難計画の実効性」に関して疑問の声が相次ぎました。

みやぎ県民の声 佐々木功悦 議員
 「知事自ら住民説明会に出席し、住民の声を直接聞いたにも関わらず、住民よりも国の判断を優先するとは、誰のためにどっちを向いて仕事をしているのか」

共産党 県議団 天下みゆき 議員
 「知事は国が安全だと言うだけで、県民が納得すると思いますか?」

宮城県 村井 知事
 「避難計画が妥当かについては、国の防災会議で了承されたものだから、私は大丈夫だと思っている」

 村井知事はこう述べた上で、今後、訓練を重ねながら避難計画を改善していく必要があるとの見方を示しました。
 県議会ではこの後原発再稼働をめぐって賛成・反対、それぞれの立場の陳情と請願が、常任委員会に付託され、22日の本会議最終日で採択される見通しです。
KEY_WORD:ONAGAWA_: