[2020_10_15_03]原発廃炉費用などの上乗せは違法と福岡地裁に提訴(九州朝日放送2020年10月15日) |
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福島第一原発の廃炉費用などを電線使用料に上乗せすることを認めたのは違法だとして福岡市の新電力事業者が国を相手取り福岡地裁に提訴しました。 訴えを起こしたのは、15の生協でつくる福岡市の「グリーンコープでんき」です。 訴状などによりますと電力の小売り事業者が大手電力会社に支払う電線使用料には、今年10月から福島第一原発事故の賠償金や廃炉費用などが上乗せされるように変更されました。 この変更は経済産業省の省令によるものですが、電線使用料の値上げは一般家庭の電気料金にも反映される恐れがあるため、原告側は「国会の審議を経ておらず違法」などとして、国に料金変更の認可を取り消すよう求めています。 グリーンコープでんきの熊野千恵美代表理事は「省令という形で分からないように多くの国民が知らない中で徴収されることがおかしいのではないか」と会見で提訴の理由を述べました。 原告によりますとこうした訴訟は全国で初めてだということです。 九州朝日放送 |
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