[2024_03_13_04]県会紛糾3時間半 「汚染された処理水」発言 知事「配慮に欠ける撤回を」(読売新聞2024年3月13日)
 
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県会紛糾3時間半 「汚染された処理水」発言 知事「配慮に欠ける撤回を」

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 県議会本会議は12日、鹿内博県議(無所属)の質疑を巡り紛糾し、午後3時過ぎから約3時間半、中断する一幕があった。
 鹿内氏は、東京電力福島第一原子力発電所から放出される処理水について「トリチウムに汚染された処理水」と発言した。宮下知事は鹿内氏への答弁で「撤回すべき発言だ。風評被害に苦しむ皆さんがいる中、配慮に欠けている」と反発。その後、阿部広悦県議(自民党)が丸井裕議長に対応を求めた。
 鹿内氏は質疑で、県が昨年、県教育委員会の議決を経ずに、県教委の職員に県秘書課の役職を併任させた人事について、地方教育行政法違反だとも指摘した。阿部氏はこれについても、法律違反かどうか確認を要求した。
 丸井議長は議会運営委員会で「質問者の意向に反して発言を取り消すことはできない。(県の人事は)文部科学省に照会中だ」と報告。本会議は午後6時半過ぎに再開された。処理水に関する発言について、鹿内氏は読売新聞の取材に「処理水にはトリチウムが入っている。それを『汚染された』と言っている」と主張した。
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