[2024_04_06_02]大間原発「基準津波」策定へ解析出そろう/電源開発、規制委説明(東奥日報2024年4月6日)
 
参照元
大間原発「基準津波」策定へ解析出そろう/電源開発、規制委説明

 04:00
 電源開発(Jパワー)は5日、原子力規制委員会の審査会合で、大間原発(青森県大間町)沖で発生する津波の評価結果を説明した。規制委側は「おおむね妥当な検討がなされた」と説明内容を了承した。これで、津波対策の目安となる「基準津波」の策定に向けた解析結果が出そろい、Jパワーは次回の津波審査で基準津波を示す方針。
 同日の会合では、地震で起きる津波にほかの自然現象組み合わせた津波モデルについて審議した。津波が最も高くなるのは、日本海東縁部の地震と佐井エリアで発生する陸上の斜面崩壊を合わせたケースで、防波堤などの影響を加味した結果、最大水位は6・59メートルとなった。
 2014年の審査申請時に想定していた最大津波高は6・3メートルだった。
 同原発は標高12メートルの敷地にあり、Jパワーは満潮の影響を考慮しても津波は到達しないとみている。
     (加藤景子)
KEY_WORD:OOMA_: