[2024_04_03_06]台湾地震、識者「震源付近はM6級が年1回以上の頻度」…余震による建物倒壊にも注意 (読売新聞2024年4月3日)
 
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台湾地震、識者「震源付近はM6級が年1回以上の頻度」…余震による建物倒壊にも注意

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 台湾は大陸側のユーラシアプレート(岩板)と、海側のフィリピン海プレートの境界付近に位置し、活発な地震活動で知られる。1999年に台湾内陸部でM7・7の大地震が発生し、2400人以上の死者が出たほか、2016年には16階建てビルが倒れ、100人以上が死亡した台南地震も発生した。
 東北大の今村文彦教授(津波工学)は「今回の震源付近は、マグニチュード(M)6級の地震が年に1回以上の頻度で起きているが、M7級後半は珍しく、台湾本土の被害が心配される。震源から沖縄地方に向かって海底が浅くなっており、津波のエネルギーが大きくなりやすい」と話す。
 愛媛大の森伸一郎・特定教授(社会インフラメンテナンス工学)は「今回の地震で震度6強を観測した花蓮県では、18年にも大規模な地震が起きてホテルの建物が崩れるなどし、死者が出ている。余震による建物の倒壊にも注意が必要だ」と指摘する。
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