[2024_04_01_01]<福島第1原発の1週間>耐震性確保が課題の1号機 格納容器の水位低下に向け注水量を減少(東京新聞2024年4月1日)
 
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<福島第1原発の1週間>耐震性確保が課題の1号機 格納容器の水位低下に向け注水量を減少

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 東京電力福島第1原発では、1号機の格納容器底部にたまる汚染水の水位を下げるため、3月26日から冷却水の注水量を減らした。約9カ月間かけて水位を約4.5メートル下げる。
 格納容器の重さを減らし、地震が起きたときに壊れにくくすることが目的。現在の水位は格納容器の底部から約1.9メートルで、格納容器底部のさらに下に伸びる圧力抑制室の中央付近まで水位を下げる計画だ。
 低下後は、格納容器底部の溶け落ちた核燃料(デブリ)は水没せず、露出した状態になる。東電は、容器内の温度や放射能濃度が上昇しないか監視しながら注水量を減らす。
 1号機は圧力容器を支える円筒形の土台内壁の損傷が判明。損傷の詳細は分からず、耐震性の確保が課題になっている。
KEY_WORD:福1_圧力容器土台に損傷_:廃炉_:FUKU1_:汚染水_: