[2024_03_30_01]低レベル廃棄物 1・4万本受け入れ 原燃24年度輸送計画(東奥日報2024年3月30日)
 
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低レベル廃棄物 1・4万本受け入れ 原燃24年度輸送計画

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 日本原燃は29日、核燃料や廃棄物に関する2024年度の輸送計画を公表した。低レベル放射性廃棄物は六ヶ所村の埋設センターに、関西電力など全国の11原発から1万4080本(200リットルドラム缶)を受け入れる。23年度から1256本の増。海外返還分のガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)、使用済み核燃料の受け入れはない。
 低レベル廃棄物は濃縮廃液や金属類、プラスチックをドラム缶に入れて固形化する。計画によると、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の1600本を皮切りに、4月以降に計13回受け入れる予定。25年3月ごろには、容量約20万本相当の2号施設が満杯となり、新たに3号施設で埋設が始まる。
 海外での再処理に伴って発生し、村内で一時貯蔵するガラス固化体は、事業者間の協議で24年度中の受け入れはないと決定。ガラス固化体は16年10月を最後に搬入が止まっている。使用済み核燃料は、六ヶ所再処理工場の貯蔵プール(3000トン)がほぼ満杯。原燃が目標に掲げる24年度上期(4〜9月)に工場が完成したとしても、核燃料のせん断は25年度を見込むため、新たな受け入れは見送った。
 原料ウランの受け入れ、製品ウランの出荷も24年度は「なし」とした。
    (佐々木大輔)
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