[2024_03_04_03]<福島第1の1週間>固体廃棄物の焼却設備が4度目のトラブルで停止 たまった木材チップが発酵か(東京新聞2024年3月4日)
 
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<福島第1の1週間>固体廃棄物の焼却設備が4度目のトラブルで停止 たまった木材チップが発酵か

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 東京電力福島第1原発では、伐採木や事故収束作業で出た可燃ごみを燃やす「増設雑固体廃棄物焼却設備」で2月22日、火災報知機が作動し、運転を停止した。焼却前の木材チップをためる貯留槽から水蒸気が発生。消防が火災ではないと判断したが、運転再開のめどは立たない。
 東電によると、貯留槽内にためた約800立方メートルの木材が発酵して発熱し、水蒸気が出たとみられる。火災を防ぐため、貯留槽に水を入れて木材を水没させた。
 同設備は当初、2021年3月に稼働する予定だったが、機器の不具合などで遅れて22年5月に稼働。4回目のトラブルによる停止となり、稼働後も半分ほどの期間しか運転できていない。
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