[2024_03_12_01]東通原発・地震動引き上げ 完工影響「大きくない」 東北電(東奥日報2024年3月12日)
 
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東通原発・地震動引き上げ 完工影響「大きくない」 東北電

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 東北電力東通原発1号機の基準地震動(耐震設計の目安)の最大値が見直されたことを受け、同原発の小笠原和徳所長は11日に開かれた東通村議会全員協議会で、見直しによる安全対策工事完了時期への影響は「それほど大きくないと推定している」との認識を示した。
 原子力規制委員会は8日の審査会合で、同原発1号機の基準地震動の最大値を現行の600ガル(ガルは加速度の単位)から700ガルに引き上げる東北電の方針を了承。地震関連の主要な審査は終了した。東北電は、再稼働に必要な安全対策工事を2024年度中に完了させる目標を掲げている。
 小笠原所長は村議会全員協議会で、審査や安全対策工事の進捗状況などを説明。議員から基準地震動の見直しによる工事完了への影響を問われ、「目標を変えることなく、24年度完了に向けて頑張っていく」と答えた。
 全員協議会では、東京電力も建設工事が中断している同社の東通原発について現状を説明した。
 (山内はるみ)
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