[2019_08_03_02]第二原発廃炉を報告 東電社長 いわき、田村、浪江、飯舘訪問(福島民報2019年8月3日)
 
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第二原発廃炉を報告 東電社長 いわき、田村、浪江、飯舘訪問

 東京電力の小早川智明社長は二日、いわき、田村、浪江、飯舘の四市町村を訪れ、各首長に福島第二原発の廃炉決定を報告した。各首長は敷地内に一時保管する使用済み核燃料の県外搬出と安全な廃炉作業を求めた。
 清水敏男いわき市長は「使用済み核燃料の県外の搬出先と廃炉作業の安全性を確保してほしい」と要望した。一方、廃炉に関連する技術を集積した産業を地域に根付かせ、優秀な人材を呼び込むよう提案した。
 本田仁一田村市長は「第二原発の廃炉は当然。使用済み核燃料の最終処分場を確保し、早期に示すべきだ」と訴えた。森林林業の再生への協力も要請した。
 吉田数博浪江町長は「周辺地域に大きな影響を与えることを十分に認識し、住民の安全を第一に作業してほしい」と求めた。
 菅野典雄飯舘村長は「安全な作業に努めてほしい。(原発事故の被害に遭った)私たちのような思い、経験をする人が今後いてはならない」と述べた。

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