[2019_11_16_01]柏崎刈羽原発 五輪期間作業中止(NHK2019年11月16日)
 
参照元
柏崎刈羽原発 五輪期間作業中止

 東京電力は、来年開かれる東京オリンピック・パラリンピックの開催期間中、柏崎刈羽原子力発電所で進められている安全対策工事などで火を使う作業は原則、中止とすることを決めました。
 新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所では現在、再稼働に向けて6号機と7号機を中心に安全対策を向上させるための工事が進められています。
 こうしたなか東京電力は、来年の東京オリンピックの開催期間中はすべての作業を、パラリンピックの開催期間中は、溶接工事など火を使う作業を原則、中止とすることを決めました。
 その理由について東京電力は、大会期間中の作業を減らすことで、海外からの観光客を装ったテロリストが、作業員として原発に侵入するリスクを小さくするためだなどとしています。
 東京電力は、こうした方針をすでに先月、下請けの企業などに伝え、作業に遅れが出ないように今後、スケジュールを調整していくということです。
 また、大会期間中、停電のリスクを減らすため、東京電力管内では、発電所から家庭に電気を送る送電や配電の作業についても、火を使う作業については原則、中止とするということです。
 また、東京電力は、すでに廃炉作業が遅れ始めている福島第一原発と、廃炉に向けた準備が進められている福島第二原発でも、火を使う作業を禁止することに決めたということです。

KEY_WORD:FUKU2_:FUKU1_:KASHIWA_: