[2021_08_23_01]玄海原発 震源特定できない地震の影響 国に追加申請(NHK2021年8月23日)
 
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玄海原発 震源特定できない地震の影響 国に追加申請

 九州電力は、国の原子力規制委員会からの求めを受けて、震源が特定できない地震が佐賀県の玄海原子力発電所に及ぼす影響を算出し、その結果を追加する形で申請を行いました。
 現時点では重要な設備の取り替え工事などは必要ないとしています。
 国の原子力規制委員会は、原発の耐震性を確認する審査で断層が地表に現れず震源が特定できない地震による影響の評価を求め、ことし4月からは過去の地震のデータを5倍に増やした新たな手法で評価するよう求めています。
 これについて九州電力は玄海町の玄海原子力発電所では、想定を見直す必要はないと報告していましたが、規制委員会側から評価を見直すよう求められていました。
 これを受けて九州電力は、この評価に基づいた原発周辺で想定される地震の揺れの「基準地震動」について、最大加速度で水平方向に577ガル、鉛直方向に403ガルと算出し、この結果をこれまでの内容に追加して、23日国に申請書を提出しました。
 これは、玄海原発がすでに想定している基準地震動の値を下回っているなどとして、現時点では重要な設備の取り替え工事などは必要ないとしています。

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