[2023_07_20_07]「政府・東電とも何か隠しているという感じ…」 「政府の不誠実な説明のまま汚染水の海洋放出が強行されれば 風評被害が再現される」 柳内孝之さん(小名浜機船底曳網漁協専務理事)のトーク 7/17海の日アクション2023汚染水を海に流すな!に参加 冨塚元夫(たんぽぽ舎)(たんぽぽ2023年7月20日)
 
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「政府・東電とも何か隠しているという感じ…」 「政府の不誠実な説明のまま汚染水の海洋放出が強行されれば 風評被害が再現される」 柳内孝之さん(小名浜機船底曳網漁協専務理事)のトーク 7/17海の日アクション2023汚染水を海に流すな!に参加 冨塚元夫(たんぽぽ舎)

 
◎ 7月17日海の日アクション2023汚染水を海に流すな!〜海といのちを守るパレード〜@いわき市小名浜アクアマリンパークに参加しました。
 約300人が参加しました。集会の始めに中学生たちの和太鼓演奏がありました。
 次に地元のフォークソンググループ『いわき雑魚塾』が海を思う歌を3曲歌いました。
 小名浜アクアマリンパークは日陰がなく、炎天下の集会でした。
 仙台から参加した人は仙台はもっと暑いと言い、福島市から参加した人は福島市はもっと暑いと言いました。小名浜港は暑いけれど海風があるからまだましということでした。

◎ 主催者あいさつの一人目は、「これ以上海を汚すな!市民会議」の織田千代さん、主催者あいさつの二人目は「さよなら原発一千万人アクション」の滝さんでした。
 その後のゲストトーク一人目は、小名浜機船底曳網漁業協同組合専務理事の柳内孝之さんでした。
 「政府東電の情報は信用できない。小名浜港の漁業は原発事故後これまで試験操業を続けて水揚げはやっと2割を回復した。政府の不誠実な説明のまま汚染水の海洋放出が強行されれば風評被害が再現されて、これまでの努力が無駄になる。東電は柏崎刈羽原発でテロ対策で違反しており信用できない。政府・東電とも何か隠しているという感じがする。」(参考情報:おしどりマコさんのOSHIDORI Portal「福島県沖の魚のセシウム汚染を東電も国も解決できず」で漁協が試験操業で取った魚のセシウム値等を紹介しています)

◎ ゲストトーク二人目は、東京大学名誉教授で魚類免疫学、遺伝育種学の鈴木譲さん。
 「トリチウム汚染水は薄めれば問題ないという人がいるが、長期間の低線量被ばくの影響は誰も調べていない。そもそも原発事故の影響でこれまで海の生物がどうなっているか分かっていない。事故後海の生物の種類が大幅の減り2016年から種類によっては復活が観測されている。さかなの内臓の異常について、いわき市民測定所たらちねで調べているが、政府も東電もどこも調べていない。水産資源保護法に違反している!」

◎市民のリレートークは次のような方々でした。
・会津若松の片岡輝美さん…「会津若松での説明会で政府エネ庁・東電の説明は行き当たりばったりだった」
・大熊町から会津若松に避難した馬場さん…「汚染水を海に流すのは廃炉工程を進めるため、デブリ取り出すためというが嘘だ。いずれにせよ廃炉は進まない。政府は“中間貯蔵施設に汚染水を保管するのは、大熊・双葉の町民の心情を思うとできない”と言っているが、これまでさんざん大熊・双葉町民の意見・心情を無視してきたくせに、都合の良いときに利用するな!」
・小名浜の労組代表の方…「いま子どもに海水浴させていない、汚染水流せば打撃ははかりしれない」
・いわき市民医師藤田さん…「大人の身体の40%、赤ちゃんの身体の80%は水、トリチウムは身体の細胞に入って出てこないものもある。日本の泊原発、玄海原発やフランス・イギリスの再処理施設の近辺では子どもの白血病が他地域より何倍も多い」
 多くの方の発言の後、小名浜港をほぼ一周パレードしました。
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