[2014_07_13_01]宮城など震度4 最大20センチの津波 北海道で震度5弱 本県は東通で3(東奥日報2014年7月13日)
 12日午前4時22分ごろ、宮城、福島、茨城、栃木の各県で震度4の地震があった。気象庁は岩手、宮城へ福島各県に津波注意報を出し、岩手県大船渡市と宮城県石巻市で20センチ、福島県相馬市で10センチの津波を観測した。東日本大震災の余震としている。
 岩手、宮城両県で約2万6千人に一時避難勧告が出た。福島県では階段から落ちた女性が重傷を負うなど、計3人がけがをした。
 気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.8と推定される。
 岩手、宮城両県によると、両県の9市町村が一時、避難指示、勧告を出し、勧告の対象は少なくとも計約1万1千世帯、2万6千人に上つた。指示は岩手県久慈市が防潮堤より海側の漁師らに出した。
 津波注意報は、4月2日にチリ北部沖で起きたM8・2の地震で翌3日に出て以来。
 東京電力、東北電力などによると、福島県の福島第1、第2原発、宮城県の女川原発、茨城県の東海第2原発で影響はなかった。福島第2原発(富岡町、楢葉町)の潮位計では、潮位の変動が見られた。
 各地の震度は次の通リ。
 震度4=岩沼(宮城)小名浜(福島)など▽震度3=盛岡玉山薮川(岩手)仙台青葉(宮城)など▽震度2=五戸など▽震度1=青森など
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