[2016_03_30_01]不適切敷設23か所 東通原発ケーブル(東奥日報2016年3月30日)
 
 東通原発1号機でケーブルの不適切な敷設が見つかった問題で、東北電力は29日、施設内を調査した結果、計23カ所の不適切箇所を確認したと発表した。原子力規制委員会へ同日報告した。
 東北電の調査によると、中央制御室の床下でケーブルが延焼しないように区切る分離盤の未設置、損傷などが14カ所、制御室以外のケーブルで不適切な敷設9カ所がみつかった。
 原因はプラントメーカーや施工会社に対して分離盤・ケーブルの敷設状態の確認の管理をしていなかったためだと分析。再発防止策として総合的な管理を行うルールを明確にすることを挙げた。分離盤は既に設置し直し、ケーブルは9月ごろまでに是正するという。
 また、不適切箇所は女川原発1〜3号機(宮城県)でも計195カ所みつかった。   (阿部泰起)
KEY_WORD:HIGASHI_TOUHOKU_:ONAGAWA_: