[2016_06_30_02]ケーブル不適切敷設 再処理工場は「監視」 規制委判定(東奥日報2016年6月30日)
 
 原子力規制委員会は29日、日本原燃の六ヶ所再処理工場の中央制御室床下でケーブルが不適切に敷設されていたとして、軽微な保安規定違反に当たる「監視」と判定した。
 規制委や原燃によると、再処理工場では安全上重要な施設に関わるケーブルと、OA機器等の一般ケーブルが分離されていなかった。不適切とされた一般ケーブル351本の敷設は原燃社内基準の適用外だった。
 原燃報道部は「現在」是正措置を実施している。引き続きしっかりと対処していきたい」とした。
 東北電力東通原発は保安規定で定める以前にケーブル敷設されたため、違反ではないが、設計通りに工事が行われなかったことは問題だとした。
 規制委はこのほか、東北電女川原発(宮城県)など3原発を火災時に安全機能を喪失する恐れがあったとして、保安規定違反とした。
 (阿部泰起)
KEY_WORD:ROKKA_:HIGASHI_TOUHOKU_:ONAGAWA_: