[2023_11_18_01]原子力災害時傷病者対応は 県病で受け入れ訓練 県外チームの応援も(東奥日報2023年11月18日)
 
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原子力災害時傷病者対応は 県病で受け入れ訓練 県外チームの応援も

 県は17日、青森市の県立中央病院救命救急センターで、原子力災害医療訓練を実施した。県内の医療機関に加え、初めて札幌市や仙台市の原子力災害医療派遣チームの応援も受けながら、傷病者の受け入れや除染の手順などを確認した。
 県病は、県が指定する原子力災害拠点病院の一つ。訓練は東北電力東通原発(東通村)から放射性物質が漏れ出し、汚染された傷病者を県病に受け入れると想定した。
 県病や弘前大学、八戸市民病院、札幌医科大付属病院、仙台医療センターの各機関が医師と看護師、放射線技師ら4人以上でチームを構成して参加。治療の優先度を決める「トリアージ」や放射線測定器を用いた計測、険染作業などを分担し、次々に訪れる傷病者役に手際よく対応していた。
 新型コロナウイルス禍を経て訓練は4年ぶり。降雨のため、本来は屋外で実施する訓練の一部は室内に切り替えた。
 消防や東北電も含め約80人が参加した。
    (佐々木大輔)
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