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東通原発の安全工事完了「目標変更ない」 東北電青森支店長
　東北電力の沼畑秀樹・執行役員青森支店長は5日の定例記者会見で、東通原発1号機（東通村）の安全対策工事を2025年3月までに完了するとの目標に変更はないと強調した。東北電は再稼働に必要な設計の基準を決める「地震・津波」審査が24年6月までかかるという新たな工程表を原子力規制委員会に提示していた。
　沼畑支店長は、後に続く各審査を含めて「24年度中に工事が終わるような期間で終了させたい。目標自体は見直していない」とし、目標の遂行が可能との認識をあらためて示した。
　地震・津波審査後には設備（プラント）、設計・工事計画の審査なども控えるが、目標通りの工事完了に向けた全体像は示していない。沼畑支店長は各審査への対応について「できるだけ早くとしかまだ言えない」とした。
　（佐々木大輔）