[2020_08_05_03]伊方原発3号機 定期検査を再開(itvあいテレビ2020年8月5日)
 
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伊方原発3号機 定期検査を再開

 重大なトラブルが相次いだことを受け中断していた伊方原発3号機の定期検査について、四国電力は5日、およそ半年ぶりに再開しました。
 伊方原発3号機は、今年1月以降、燃料の核分裂反応を調節する制御棒を引き抜くなど、重大なトラブルが4件、相次いで発生し、定期検査を中断していました。愛媛県と伊方町は、四国電力がまとめた再発防止策を了承し、中村知事は原因の調査を継続することなどを条件に検査の再開を容認する考えを示していました。
 定期検査は5日午前8時半から3号機のタービン建屋内で始まり、冷却ポンプや熱交換器の掃除などが行われているということです。四国電力は、他の作業についても、準備が整い次第、再開する方針で、「再発防止策を確実に実施し、安全確保を最優先に取り組みたい」と話しています。伊方原発3号機を巡っては、今年1月に広島高裁が運転差し止めの仮処分を決定し、四国電力が異議を申し立てていて、再稼働については不透明な状況です。
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