[2021_11_30_03]伊方原発 使用済み燃料の乾式貯蔵施設が着工(愛媛)(あいテレビ2021年11月30日)
 
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伊方原発 使用済み燃料の乾式貯蔵施設が着工(愛媛)

 伊方原発で使用済み燃料を冷やすプールの容量がひっ迫する中、四国電力は、水を使わない新たな保管方法、乾式貯蔵の施設の建設を始めました。四国電力によりますと、乾式貯蔵施設は、伊方原発の敷地内にある高台に建設され、30日工事が始まりました。
 建物は、東西40メートル、南北60メートルの鉄筋コンクリート造りで施設には、放射線をさえぎる金属の容器45基が設置され、使用済み燃料およそ1200体を収容できます。伊方原発には、現在、およそ1700体の使用済み燃料が保管されていますが、1号機と2号機の廃炉にともない貯蔵プールの容量が1600体に減るため、新たな保管場所の確保に迫られていました。乾式貯蔵について、四国電力は2025年2月の運用開始を予定していて、「水や電源が必要ないため、プールで保管するより安全」と説明しています。
 一方で、原発敷地内での長期保管を懸念する声も上がっていて、県は、燃料の搬出計画を報告するよう求めています。
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