[2021_06_21_04]美浜原発運転差し止め求め仮処分申し立て 40年超初の再稼働予定(毎日新聞2021年6月21日)
 
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美浜原発運転差し止め求め仮処分申し立て 40年超初の再稼働予定

 運転開始から40年を超えた関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の再稼働は重大事故を起こす危険性が高いとして、福井、滋賀、京都3府県の住民9人が21日、運転差し止めを求める仮処分を大阪地裁に申し立てた。美浜3号機は「40年超原発」として国内初の再稼働が23日に予定されている。
 原発の運転期限を巡っては、東京電力福島第1原発事故後の2013年に「原則40年、最大延長20年」とするルールが定められた。運転開始から44年がたつ美浜3号機は、原子力規制委員会の審査で延長が認められ、21年4月に福井県知事が再稼働に同意した。
 申立書によると、40年を超えた原発は老朽化が進み、運転することは事故発生のリスクを飛躍的に高めると指摘。地震への対応や避難計画も十分でなく、再稼働は重大事故を起こす危険性が高いとしている。
 住民側代理人の井戸謙一弁護士(滋賀弁護士会)は「40年を超えた原発の運転は非常に危険。早期に停止する必要がある」と話した。関電は「申立書が届いていないため、詳細についてコメントは差し控える」としている。【芝村侑美】
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