[2021_07_12_07]7.3おおい町現地緊急行動(60名を超える参加)の報告とお礼 12月5日「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか(仮)」開催 木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会)(たんぽぽ舎2021年7月12日)
 
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7.3おおい町現地緊急行動(60名を超える参加)の報告とお礼 12月5日「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか(仮)」開催 木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会)

 7.3「大飯原発3号機再稼働糾弾・抗議行動」には、緊急の呼びかけにもかかわらず、60名を超えるご参加を得ました。
 ご支援、ご参加を戴きました皆様に感謝申し上げます。
 ところで、6月23日に再稼働した美浜3号機では、非常時に蒸気発生器に給水するタービン補助給水ポンプ入り口にある差圧計が異常な高圧を示すトラブルが発生しています。
 関西電力は「配管の金属製フィルターが鉄さびによって目詰まりしたことが原因」としています。
 これが事実であれば、配管の中には多量の鉄さびが懸濁していることになり、この懸濁物が、配管の減肉やフィルターの目詰まりの原因になり、今後もトラブルを引き起こしかねないことになります。
 何よりも、老朽原発を全国に先駆けて動かそうとして準備してきたにもかかわらず、鉄さびによる目詰まりにも気づかなかった関電と規制委のいい加減さを糾弾しなければなりません。
 こんな関電や規制委に原発を安全に動かせるはずがありません。
 一方、四国電力伊方原発では、事故対応要員が宿直中に抜け出して(5回)、会社のガソリンチケットを無断で使っていたことが最近発覚しています(7月2日報道)。
 東京電力が柏崎刈羽原発のテロ対策工事や火災対策工事が多くの箇所で未完了にもかかわわらず工事完了と報告した不祥事、同原発でのIDの不正使用、日本原電のボーリング調査データ改ざんなどを考え合わせれば、原発を運転しようとする電力会社の企業倫理は、救いようがないほど、地に落ちていることになります。
 さらに、最近発覚した三菱電機の「組織ぐるみ」の検査不正でも明らかなように、電力会社だけでなく、日本資本主義を支える基幹産業が断末魔の状況にあるといえます。
 その悪あがきの中での老朽原発・美浜3号機の再稼働ですが、この原発も、特重施設の完成が期限(10月25日)に間に合わず、10月23日には停止します。大阪地裁での運転差止め仮処分訴訟(6月21日提訴)で勝利すれば、さらに早く停止します。
 美浜3号機の停止に追い討ちをかけ「老朽原発そのまま廃炉」を勝ち取り、原発全廃へと前進しましょう
 6月29日に開催された「老朽原発うごかすな!実行委員会」では、1600人、1300人が結集した昨年9月6日、本年6月6日の「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」などの行動をさらに拡大し、来る12月5日に「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか(仮称)」を開催し、美浜3号機停止日の10月23日〜12月4日を「老朽原発このまま廃炉!キャンペーン期間(仮称)」として、美浜原発3号機廃炉に向けて「やれることは全てやる」ことを決定しました。
 皆様のご賛同、ご支援、ご参加をお願いします。
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