[2021_10_23_05]美浜原発3号機 23日から発電と送電を停止して定期検査に(NHK2021年10月23日)
 
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美浜原発3号機 23日から発電と送電を停止して定期検査に

 原子力発電所の運転期間を原則40年に制限する制度のもとで、ことし6月、全国で初めて40年を超えて再稼働した関西電力の美浜原子力発電所3号機が23日から発電と送電を停止して定期検査に入りました。
 運転開始から44年が過ぎた関西電力の美浜原発3号機は、福島第一原発の事故のあとにできた運転期間を原則40年に制限する制度のもとで特別な検査をパスしことし6月に再稼働しました。
 通常は1年あまりにわたって運転を続けますが、3号機では国に設置を義務づけられているテロ対策施設の工事が遅れ25日の期限までに完成しないことから、関西電力は23日から発電と送電を停止して定期検査に入りました。
 テロ対策施設の建設は期限付きで各原発に義務づけられていて、定められた期日までに整備できない場合は原子力規制委員会が原発の運転停止を命じることになっています。
 関西電力によりますと、施設の完成時期は来年9月ごろを見込んでいて翌10月の中旬には3号機の運転を再開させたいとしています。
 また、今回の定期検査では放射線による原子炉への影響を調べるため、炉内に入れてある試験用の金属片を取り出すほか、核燃料157体のうち48体を取り替える作業などを行うということです。
 これで県内で運転中の原発は計4基になりました。
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