[2018_01_25_01]英国原子力関係者 もんじゅ視察(NHKニュースWEB2018年1月25日)
 
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英国原子力関係者 もんじゅ視察

 今年の春にも本格的な廃炉作業が始まる予定の敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」を廃炉の実績があるイギリス政府の視察団のメンバーらが訪れ安全対策などについて意見を交わしました。
 高速増殖炉「もんじゅ」をめぐっては運営する「日本原子力研究開発機構」が去年12月廃炉の詳細な計画を原子力規制委員会に提出し、今年の春にも本格的な廃炉作業が始まる予定です。
 原子力機構は、廃炉に関する海外の技術や知見を活用する方針で、25日は高速増殖炉を廃炉にした実績があるイギリス政府の担当者や企業の関係者らで作る視察団のメンバー約20人が「もんじゅ」を訪れました。
 はじめに「もんじゅ」の安部智之所長が「もんじゅの廃炉を安全かつ着実に進めるために経験や技術を学ばせてもらいたい」とあいさつしました。
 そして視察団のメンバーが原子力機構の担当者から「もんじゅ」の廃炉作業の計画について説明を受けました。
 このあと「もんじゅ」の原子炉内にある核燃料の取り出し作業に使う設備などを視察し廃炉作業の安全対策などについて意見を交わしたということです。
 イギリス大使館で原子力を担当するフランクリン・キース一等書記官は、「イギリスも廃炉のみちをたどってきた。その際に失敗もあったが、そこから学んだ多くのこともんじゅの廃炉に少しでも役に立ててもらいたい」と話していました。

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