[2022_08_16_04]「もんじゅ」の核燃料 保管用プールへの格納作業を再開(NHK2022年8月16日)
 
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「もんじゅ」の核燃料 保管用プールへの格納作業を再開

 敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」では、原子炉から取り出した核燃料を保管用のプールに格納する作業が再開しました。この作業が完了すれば、4年前に始まった核燃料を取り出し、移送する作業はすべて終わることになります。
 廃炉作業中の「もんじゅ」では、4年前から原子炉内にある核燃料530体を使用済み燃料プールまで段階的に移送する作業が進められています。日本原子力研究開発機構はことし4月までに「炉外燃料貯蔵槽」という一時的な保管場所に移していた残りの124体について、16日から使用済み燃料プールに格納する作業を再開したと発表しました。作業は24時間態勢で行われ、年内にはすべての核燃料の移送が完了する見通しだということです。予定通り作業が完了すれば、廃炉作業の第1段階である核燃料の移送作業が完了することになり、来年度からは第2段階として原子炉の冷却材などに使われた液体ナトリウムを抜き出すための作業が始まる予定です。日本原子力研究開発機構は「安全確保を最優先に、立地地域ならびに皆さんの理解を得ながら作業を着実に進めたい」としています。
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