[2018_05_28_03]<再選のむつ市長>使用済み核燃料、搬入明言避ける(毎日新聞2018年5月28日)
 
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<再選のむつ市長>使用済み核燃料、搬入明言避ける

 関西電力が福井県内の同社の原子力発電所から出た使用済み核燃料を青森県むつ市の中間貯蔵施設で一時保管することを検討しているとされる問題で、27日告示のむつ市長選で無投票再選を決めた宮下宗一郎氏(39)はこの日、「仮定の質問になるので、答えは控えたい」と述べ、搬入について明言を避けた。市内で報道陣に答えた。
 むつ市の中間貯蔵施設は東京電力などの原発から出た使用済み核燃料を受け入れる予定で、原子力規制委員会の安全審査が終盤に差しかかっている。
 関電は原発が集中する福井県の意向で、福井県外に使用済み核燃料を搬出することを検討している。宮下氏はこれまでも「規制委の審査もクリアしていない中で(関電の核燃料も搬入するという)現状変更は考えられない」などと話している。【井川加菜美】

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