[2018_06_30_06]水圧解析に時間 次回会合は9月 RFS・規制委審査(東奥日報2018年6月30日)
 
 原子力規制委員会は29日、東京都内で、リサイクル燃料貯蔵(RFS)が運営する使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)の審査会合を開いた。RFS側は会合で、貯蔵建屋の津波対策に関わる解析が8月上旬まで時間を要するため、次回の審査会合は9月になるとの見通しを示した。
 RFSは28日、むつ市と県に対し、審査の長期化によって「2018年後半」としている操業開始の目標時期の見直しを検討すると表明していた。
 29日の審査会合後、山崎克男副社長は新たな工程について、取材に対し「審査の項目が残っている以上は容易に判断できない」と述べた。
 4月の審査会合で規制委側は、津波によって貯蔵建屋が受ける水圧の程度について詳細な説明を要請。RFSは解析に着手しているが「複雑なため結構時間がかかってしまう」社長)としている。
    (佐々木大輔)
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