[2021_02_27_01]中間貯蔵共用案巡り、むつ市長が再度批判(dmenu_東奥日報2021年2月27日)
 
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中間貯蔵共用案巡り、むつ市長が再度批判

 宮下宗一郎むつ市長は26日の定例会見で、同市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の電力各社による共同利用案について「市民、県民の民意を踏みにじっている。考えられない」と、あらためて不快感を示した。
 宮下市長は「中間貯蔵事業は、市議会や家族の中でも賛否が分かれていた。選挙の争点になったこともある歴史や経緯があって、事業を受け入れている重みがある」と説明。電気事業連合会の共同利用案は「こうした価値を根底から覆そうとしている。しかも、むつ市と違う場所で、むつ市と関係ない人たちが決めようとしている」と批判した。
 関西電力は使用は使用済み燃料の福井県外搬出先として、共同利用案を「一つの選択肢」とし、市は3度にわたり反発する声明を出している。宮下市長は「福井の再稼働を私が妨げているような論調は間違いだ。福井の民意と青森の民意は、それぞれが達成されるべき。混線させるから民意が見えなくなって、互いが傷つけ合う構図になっている」と述べ、関電の原発再稼働は切り離して考えるべきとの見解をあらためて示した。
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