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女川原発再稼働“意見述べない”
　東北電力女川原子力発電所の再稼働について、宮城県の村井知事が近隣の県の知事に「意見があれば言ってほしい」と呼びかけたことに対し、内堀知事は、意見を述べることはないという考えを示しました。
　先月２９日に、福島市で開かれた北海道東北知事会議で、宮城県の村井知事は、女川原発２号機の再稼働について、出席した知事に対し、「意見がある知事は今週金曜日までに宮城県に文書で出してほしい」と述べました。
　これについて、内堀知事は、２日の定例記者会見で、「知事会議の控え室で村井知事から補足の説明があったが、特定の県の知事が『隣県の意見も参考に聞いてほしい』と発言したのが契機になった提案であり、福島県に意見を出してほしいということではなかった」と述べ、福島県として意見を述べることはないという考えを示しました。
　内堀知事は、県内の原発について「全基廃炉」を訴えてきましたが、隣県の原発の再稼働については意見を述べない理由を問われると、「福島県としては、これまで９年半あまり、原発事故で経験した思いを全国知事会をはじめ、さまざまな場で訴えてきた」と述べ、明言を避けました。