[2020_12_07_03]京都駅は若狭から約60km 原発の危険はすぐ隣 町の人たちも親しげに挨拶したり手を振ってくれる リレーデモ9日目に参加して 青山晴江(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)(たんぽぽ舎2020年12月7日)
 
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京都駅は若狭から約60km 原発の危険はすぐ隣 町の人たちも親しげに挨拶したり手を振ってくれる リレーデモ9日目に参加して 青山晴江(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

◎ 「老朽原発うごかすな!リレーデモ」参加の簡単な報告をさせていただきます。
前日12月4日夕方の京都駅前の関西電力金曜行動にも参加。大阪地裁の大飯原発設置許可取消し判決の朗報で、いつもにも増して明るく活発な集会。福島から黒田節子さんも来て、フクシマの話。頷きながら聞いている女性たち。京都駅は若狭から約60kmとか。
 原発の危険はすぐ隣だ。

◎ 12月5日(土)午前10時、近江高島。出発前、木原壮林さんが挨拶で次のようなお話をされた。
 「昨日の大阪地裁の画期的な点は、基準地震動についての規制委員会の決定は過ちであるとはっきり認めたことです。ばらつきのある最も高いところでの危険を考慮しなくてはならないと指摘している。これは再稼働反対にも根拠になる。山は動き始めています。がんばりましょう。」
そこから歩いて歩いて約13km。風光明媚の琵琶湖近くの町、高島から今津までを、「再稼働許すな!ワイロよりハイロ!」などシュプレヒコールをあげながら行く。
 40人ほどがのぼり旗を掲げて行く。歩くというのはさまざまな発見があり、自分の内側にも何か新しいものが構築されていくのだということを、このコロナ禍で久しぶりの遠出となった今日のデモであらためて思った。
途中2回、全員の車移動があった。畑道や湖畔などよりも少しでも民家のある町中を歩いて、地元の人々にアピールすることや、連日の行進での疲労を考えたり、行程の距離を進める、などの効果があるのかなと思い、また車が適所に配備され用意準備が周到にされていることに、いつもながら感激した。
町の人たちも親しげに挨拶したり手を振ってくれて、このリレーデモが根付いている様子が見られた。

◎ 途中、道の脇を流れる側溝に美しい緑の藻があり、手書きの看板があった。「この地域は生水(しょうず)の郷です。川に自生しているのが梅花藻です。地域みんなで自然を守っています。」
 東京ならどぶ川になるようなところに美しい緑の藻と魚影があった。
 針江というこの地の自然がいつまでも豊かであるようにと、原発は絶対に廃炉にしなくてはと心新たに思った。
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