[2020_08_27_08]高レベル貯蔵 正式合格 原燃、11月再開目指す 六ケ所(東奥日報2020年8月27日)
 
 原子力規制委員会は26日午前、東京都内で定例会合を開き、海外返還分のガラス固化体を一時保管している日本原燃・高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター(六ヶ所村)について、新規制基準に適合すると認める「審査書」を決定。安全審査で正式に合格とした。
 同センターは1995年に操業を開始し、ガラス固化体の貯蔵容量は2880本。現時点で1830本を保管している。東京電力福島第1原発事故(2011年)を教訓とした新規制基準の施行を踏まえ、原燃は14年1月に安全審査を申請。合格後は耐震補強などの工事を実施し、今年11月の操業再開を目指す。
 梶山弘志経済産業相は18日付で、同センターに関する規制委の意見照会に対して「許可することに異存はない」と回答。定例会合では各委員から、審査書の取りまとめや事業変更許可の決定に対して異論は出なかった。原燃施設の審査合格は、ウラン濃縮工場と再処理工場に続き3例目となった。  (佐々木大輔)
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