[2023_03_24_04]3号埋設の操業開始 「24年度」に1年延期 原燃・低レベル廃棄物(東奥日報2023年3月24日)
 
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3号埋設の操業開始 「24年度」に1年延期 原燃・低レベル廃棄物

 日本原燃は23日、全国の原発から受け入れる低レベル放射性廃棄物の埋設センター3号施設(六ヶ所村、建設中)について、操業開始時期を2023年度から24年度に1年延期する工事計画の変更を原子力規制委員会に届け出た。廃棄物を移すクレーンの調達に時間を要したため。
 原燃によると、17年に選定していたクレーンの設計・製作会社が21年に撤退し、再び調達先を探すことを余儀なくされたという。工程の中で遅れを吸収しようとしたものの、クレーンの納期が長引き、1年の延期を決定した。
 3号施設は、金属類やプラスチックなどを200リットルドラム缶に入れて固めた「充填固化体」を21万1200本最終処分する施設で、21年11月に本格工事が始まった。同じく充填固化体を埋設する既存の2号施設が満杯になった後に使う計画。原燃によると、1号施設の一部でも充填固化体を受け入れる事業変更を行ったことで、2号施設が満杯になる時期が24年度に1年先送りになったという。
     (加藤景子)
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