[2020_06_26_01]ウラン濃縮工場で安全装置が故障(NHKニュースWEB2020年6月26日) |
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六ヶ所村にあるウラン濃縮工場で、25日、建屋に設置された、放射性物質を外部に漏れないようにするための安全装置が故障しました。 運営する日本原燃は、今回の故障で、放射性物質が外部に漏れるなどの影響はないとしています。 日本原燃によりますと、25日午後5時40分すぎ、六ヶ所村にあるウラン濃縮工場で、放射性物質を閉じ込めるために内部の気圧を低く維持する安全装置「排風機」のうち、1台の故障を知らせる警報が鳴りました。 現場を確認したところ、この部屋で2台稼働しているうちの1台が停止していたため、予備の排風機に切り替えたということです。 この部屋の排風機は、ウラン濃縮を行う建屋の中にあり去年点検を行いましたが、異常は確認されていませんでした。 日本原燃によりますと、この部屋にある残りの2台の排風機はいずれも正常に動いているため、放射性物質が外部に漏れるなどの影響はないということです。 日本原燃は「速やかに設備を復旧させるとともに、しっかりと原因究明を行い、再発防止の徹底を図っていく」とコメントしています。 ウラン濃縮工場は、原発で使う核燃料に必要な濃縮ウランを製造する国内唯一の商業施設で、国の新しい規制基準に対応するため、運転を停止した上で、安全対策工事が進められていて、来年度の工事終了を目指しています。 |
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