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原子力規制委がテロ対策施設を視察　鹿児島・川内原発
　原子力規制委員会の委員が１２日、１１月に完成した川内原発１号機のテロ対策施設を視察しました。
　テロ対策施設は、原発が航空機の衝突などのテロ攻撃を受けた場合でも、遠隔操作によって原子炉の冷却を維持するための施設で、原発の新たな規制基準で設置が義務づけられています。
　原子力規制委員会の更田豊志委員長らは１２日、原発で重大事故が発生した場合の指揮所となる緊急時対策棟の工事の進捗を視察した後、先月完成した１号機のテロ対策施設を非公開で視察しました。
　更田委員長は「優れた施設ができた」とした上で、「特重施設はおよそ使わない施設であり、それだけに意識を高めて訓練をしないといけない」と、今後の運用の重要性を指摘しました。