[2021_05_31_06]専門委員会に「批判的な専門家を」 鹿児島・川内原発運転めぐり反原発団体申し入れ(鹿児島ニュースKTS2021年5月31日)
 
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専門委員会に「批判的な専門家を」 鹿児島・川内原発運転めぐり反原発団体申し入れ

 鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原子力発電所の運転延長を巡って、県の専門委員会に、原発政策に批判的な専門家を加えるよう、反原発団体が塩田康一知事あてに申し入れを行いました。
 申し入れを行ったのは「ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会」です。
 申し入れ書では、今年7月には、川内原発の安全性などを検証する県の専門委員会に、原発政策に批判的な専門家を加えて議論するよう求めています。
 塩田知事は、専門委員会に、原子力政策に対して批判的な専門家を加えることを公約に掲げていて、九州電力の動向を見て対応する考えです。
 川内原発は、1号機が2024年7月に、2号機が2025年11月に、40年の運転期限を迎え、九州電力が運転の延長を申請して合格すれば、さらに20年の運転の延長が可能になります。
 そんな中、九州電力の池辺和弘社長は4月、この申請に必要な特別点検について実施を検討する考えを示しています。
 ストップ川内原発!3.11鹿児島実行委員会・杉原洋事務局長
 「(知事は専門委に、原子力政策に)批判的な委員を入れることを公約にしていて、期待していた県民も多いと思うが、まだ実行されていないので、20年延長に踏み出した今、早急にすべきだ。県民の安全をもっと重大に考えてほしい」
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