[2021_10_14_01]川内原発 特別点検を発表 九電「結果みて延長申請を判断」(南日本新聞2021年10月14日)
 
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川内原発 特別点検を発表 九電「結果みて延長申請を判断」

 九州電力は14日、40年の運転期限が迫った川内原発1・2号機について、運転延長に必要な特別点検を実施すると発表しました。
 川内原発は1号機が2024年、2号機が翌2025年に運転期限の40年を迎え、原子力規制委員会が認めれば最長で20年延長できます。
 運転の延長に必要な特別点検の実施について、九州電力は14日午後、会見で明らかにしました。特別点検の期間は、1号機が今月18日から、2号機が来年2月下旬からでいずれも半年以上かかる見込みです。九州電力は、「点検結果などを踏まえて延長認可の申請をするか判断する」としています。
 14日午前、九州電力から担当者を通じて特別点検の報告を受けたという鹿児島県の塩田知事は「賛否はありません。必要な意見について申し上げる」と延べ、賛否について、明言しませんでした。
 一方、川内原発がある薩摩川内市の田中良二市長は、九電への積極的な情報公開を求める一方で、塩田知事同様、運転延長の可否についてはこれまで通り答えませんでした。
 (薩摩川内市・田中良二市長)「運転延長については、電気事業者から国に対して申請がない段階で、特段のコメントはない。申請がなされたら厳正に対処する」
 薩摩川内市は、原子力政策全般について調査・研究する調査部会を今月18日に設置します。
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