[2014_03_04_01]志賀原発の断層調査 トンネル、海岸視察 石川県専門委(東奥日報2014年3月4日)
 
 石川県原子力安全専門委員会(委員長・片岡勲大阪大教授)は4日、北陸電力志賀原発(同県志賀町)で2日目の断層調査を行った。この日は、1号機原子炉建屋の直下を走り活動性が問題となっている「S−1断層」を地中で直接確認するため、1号機そばに掘られた深さ約40bのトンネルを視察した。
 専門委はこのほか、原発西側の海岸にあり敷地内の断層と走る方向が似ている複数の段差の形状なども確認。専門委の有識者や県の担当職員らは、北陸電の説明を聞きながら段差に沿って歩いて観察を続けた。午後からは、敷地内の断層などを調査する予定。
 専門委は、志賀原発の安全対策などを議論する石川県原子力環境安全管理協議会の下部組織として、再稼働の是非などを判断する体制を強化するために設けられた。原子力工学や地質学など県内外の大学教授ら科学者9人がメンバーになっている。
KEY_WORD:志賀原発直下_活断層の可能性_:SIKA_: