[2023_02_14_07]発言した利用者の多数が「原発撤退で避けられる」北陸電力が申請した値上げ 国の公聴会で反対意見(石川テレビ2023年2月14日)
 
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発言した利用者の多数が「原発撤退で避けられる」北陸電力が申請した値上げ 国の公聴会で反対意見

 北陸電力が申請した電気料金の値上げについて利用者から意見を聞く国の公聴会が富山県で開かれました。
 北陸電力の本店がある富山県で行われた公聴会。14日は松田社長も出席する中、申請して認められた8人の利用者が値上げに反対する意見を述べました。
 陳述人:
 「値上げ幅が1.5倍近い非常に大きな値上げでm私たちの生活への影響が大きい。このまま認めることはできません」
 北陸電力は去年11月、燃料費の高騰などを理由に、およそ25万世帯が対象となる規制料金について平均でおよそ45.8%となる大幅な値上げを申請。
 公聴会は値上げを認可するかどうかの手続きの一つとなります。
 8人の陳述人のうち5人は北陸電力が原発から撤退すれば値上げは避けられるという意見でした。
 陳述人:
 「北陸電力の電気料金の値上げに反対する。2011年から発電していない志賀原発を廃炉にして無用な費用を削減することを提案する」
 「なぜ再稼働の目処が立たない安全対策工事費に1644憶円という巨額の投資をしてきたのか」
 これに対して、北陸電力の松田社長は…。
 松田社長:
 「燃料価格がこれまでにないくらい上がっているので、原子力発電の有意性はますます見直されることになる。原子力廃止する考えはない」
 と、反論しました。
 このほか値上げ幅を圧縮して欲しいなどの意見もあり、公聴会はほぼ予定通りおよそ3時間半ほどで終了しました。
 国は今回の公聴会で出た意見を参考に、申請通り4月からの値上げを認可するかどうか審査します。
KEY_WORD:電力各社_電気料金_値上げ_:SIKA_:廃炉_: