[2022_07_09_01]高浜原発4号機 蒸気発生器で配管12本が削れる(NHK2022年7月9日)
 
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高浜原発4号機 蒸気発生器で配管12本が削れる

 定期検査中の関西電力・高浜原子力発電所4号機で、タービンを回すための「蒸気発生器」の配管のうち、12本が削れて薄くなっていることがわかりました。関西電力は現時点で4号機のことし10月下旬の運転再開に影響はないとしています。
 関西電力によりますと6月から定期検査に入っている高浜原発4号機で、タービンを回すための「蒸気発生器」の点検を行ったところ、およそ1万本ある細い配管のうちの12本が外側から削れているのがわかったということです。 このうち、最も削れているとみられる配管では、49パーセントほどの削れを示す信号が確認されたということです。これを受けて関西電力は原子力規制庁に報告するとともに、今後、小型カメラを使うなどして削れた配管の状況や原因について詳しい調査を行うことにしています。
 高浜原発ではこれまでにも3号機と4号機で同じような配管に鉄の酸化物でついたとみられるキズが確認されていて、関西電力は検査の際に酸化物を除去するための薬品洗浄を行うなど対策を講じていました。4号機はことし10月下旬に運転を再開する計画ですが、今回の定期検査は通常より期間が長いことなどから、関西電力は現時点での影響はないとしています。
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